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国内の台風予報などの気象予報は、各地で気象観測をしたデータを気象官署に集められ、予報官によって気象予報が作成されます。そして私たちの元に届けられます。
私たちは、気象庁や民間のお天気ニュース会社による気象予報を頼りに、予定をたてたり、台風などの備えを行うことができます。
外国ではどういった気象予報があるのでしょうか?
↓台風時期も大丈夫?関西は台風の影響が少ないって本当?↓
https://pixabay.com/ja/vectors/虹–星–雲–天気予報-576641/
○基本情報!米軍の天気用アプリが有能すぎる件!
アメリカ、米軍の気象アプリについて調べてみましょう。
アメリカ・ハワイにある、アメリカ海軍の合同台風警報センター(JTWC)というところが
台風情報などの気象情報を発表しています。
JTWCは、Joint Typhoon Warning Centerの頭文字で、アメリカ海軍とアメリカ空軍がハワイ州真珠湾海軍基地に、共同で設置したアメリカ国防総省の機関のことです。
昔、アメリカ軍が台風によって大きな被害を受けたことをきっかけに、気象と台風の観測をするセンターを作りました。
主に、海軍と空軍が太平洋地域の熱帯低気圧を観測していました。次第に、組織や名称や役割が広がり、
現在のJTWCへと変化してきました。
観測する範囲も、太平洋地域から、国際日付変更線からアフリカ沿岸まで拡大され、台風や津波などの観測を行っています。
衛星やレーダーを用いて熱帯低気圧の観測をし、世界中の熱帯低気圧のほとんどのデータを収集しています。
JTWCは観測地域が広い事が特徴といえるでしょう。
このデータはインターネットからアクセスが可能ですが、アンドロイド用のアプリをダウンロードして
世界での台風の動きがチェック出来るようです。
アプリは、風速域によってカラーで表示されるようになります。最大風速のピンの色によって最大風速の目安がわかるので、とてもわかりやすく作られています。
海外出張に行く方や、世界の天気に興味のある方にはとても魅力のあるアプリではないでしょうか?
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○米軍天気予報アプリに時差は関係に無いの?
アメリカと日本には13時間の時差があります。13時間、日本の方が早いです。
JTWCのアプリを使うと時差が発生してしまうかと心配になりますよね。
リアルタイムで届く台風情報は、使用する人の現地時刻で警告を表示してくれるので大変便利です。
現在地はGPSで取得してくれます、もし取得ができなければ手動で位置設定が可能です。
現在地を設定していなくても、アプリの使用は出来ますが、警告表示が正常に表示されないので
設定をしておきましょう。
自分の現在地が台風の進路コースと予想されると、風速域によって警告表示がでますので、避難準備や台風の備え等がいち早く行えるでしょう。
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○日本の天気予報システムって?
日本では、気象衛星、アメダス、気象レーダー、観測ブイ、ラジオゾンデ、航空機、ウィンド・プロファイラ、船舶か気象データを収集しています。海外からの気象データも収集します。
そのデータ量は膨大で、とても人間では集計などが行えません。そこで、スパーコンピュータやアデスという気象情報伝送処理システムというコンピューターで観測データを収集・整理・編集をして、必要なところに送り出します。
これらのデータは国内の気象官署に送られ、予報官が予報の作成を行います。そして、予想天気図や
天気予報、台風予報、警報、注意報などを発表していきます。
気象庁は、気象台や観測所を、すべての都道府県に設置し、それぞれ役割を持たせています。
管区気象台・・・日本を5つの地域に分けて、気象観測や予報の業務を統括しています。
札幌、仙台、東京、大阪、福岡にあります。
地方気象台・海洋気象台・・・管区気象台がない府県には、地方気象台または、海洋気象台が設置されています。北海道と沖縄には複数の地方気象台があります。これは、観測を行うほかに、地域ごとの予報を作成したり、防災気象情報を発表したりしています。
海洋気象台は、日本周辺の海域を4海域に分け、船舶などによる海洋観測を行ったり、海上警報の発表をしています。
気象台以外にも、測候所と特別地域期初観測所が全国にそれぞれ数十カ所設置されています。
このほかに、アメダスの無人観測設備が全国に約1300カ所あります。
自分は学生時代の頃、気象に興味があって勉強していた時期がありましたが、とても難しくて挫折をしています。
天気は日々変わるもので、同じように見えて同じ日はないのでその予測をだすのは本当に大変です。
ですが、いままで台風や豪雨などでたくさんに被害を受けてきましたので、少しでもその被害が少なくなるように、天気予報を上手に利用していきたいですね。
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