世の中には、当たり前に使っている言葉の中でふと不思議に思うことがあります。
私は、「さすが」という言葉が、漢字で「流石」と書くのはなんでだろう?
って思ったのが最初だったと思います。
今回は、世の中の疑問の中でも「梅雨」という言葉についてご紹介したいと思います。
梅雨という名前の由来とは?
そもそも梅雨という言葉の語源は、中国が関係してきていると言われています。
雨の日などジメジメした時期に発生する「カビ」ですが、中国語で黴と書きます。
黴は、「ばい」とも読みます。
そのことから、雨の続くジメジメした時期の事を「黴雨(ばいう)と呼ぶようになりました。
この黴という字は、見た目が悪いという事で、梅の熟す時期というのもあり、「梅(ばい)」という言葉へ変更しました。
では、なぜ「ばいう」から「つゆ」という読み方になったのでしょうか。
中国から日本に「梅雨」が伝わったのは、江戸時代の頃だったそうで、当時「つゆ」と呼んでいたそうです。伝わる前までは、「五月雨(さみだれ)」と呼ばれていたことは、過去の方々が残した俳句から分かっています。
でも、なぜ「つゆ」なんていう読みにしたのでしょうか。
それは、長期にわたって雨が降ると、木に露(つゆ)が出来ていたからなのです。
つまり、これを連想して「梅雨(ばいう)」を「つゆ」と呼ぶようになったと言われているのが有力な説です。
その他気象用語の由来も解説!
最近ニュースでアメリカの台風の名前についてです。
日本では、基本的には日本に来る台風については「台風〇号」とつけて呼ぶことが多いですよね。
しかし、アメリカは人名をつけています。
都度名前を決めるのではなく、あらかじめ140もの名前を前もって準備しており、順番につけていっているのです。
さらに、これは男性名と女性名が交互に来るようにしています。
台風の名前の決め方というのは、各国色々あるということなのですね。
さらに、面白い話をしていました。
アメリカでは、女性の名前をつけた台風の方が、被害が多いというデータが分かったそうです。
男女混合に付けているにもかかわらず、過去のデータをみたら圧倒的に女性の名前の台風が多いのです。
その分析をした専門家の意見は、男性の名前がついていると「強い」というイメージがあり、潜在的に防御をする人が多いのですが、女性だと「優しい」というイメージが強く、潜在的に安心してしまって防御をしていない人が多いからだと言っています。
確かに、日本では台風を番号で呼んでいますが、これが「まるこ」「ケンシロウ」「りらっくま」「悟空」などというように呼ぶようになったら、同じ台風の強さであったとしても、固定概念で身構えるもの、身構えないものと判断してしまうかもしれませんね。
【まとめ】
いかがでしたか?
梅雨という言葉について、語源や歴史などをたどってみると納得するのもあったのではないでしょうか。
しかし、今私は疑問に思っていることがあります。
梅雨を「つゆ」と呼ぶようになったなら、なぜ梅雨前線は「つゆぜんせん」と呼ばないのでしょうか。
こういった事をまた調べて行くのも面白いものですね。
ぜひ、あなたも色々調べてみて、自分の疑問を解決して行ってみてくださいね。
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