自分の子供が生まれたとき、特に男の子が生まれたらスポーツをして輝いている将来の姿を想像してしまったりしますよね。
高校野球をテレビでみて、我が子もいつか甲子園に・・・と、熱い想いでこどもを少年団に入れたというご家庭も多いのではないでしょうか?
しかし少年団に入ったからといって誰もがレギュラーになれるわけではありません。
野球は一度の試合で9人しか出場ができないので常にレギュラーであり続けることはとても大変なことだと思います。
そんな中少年団に入団して数年経っても、補欠からレギュラーに中々なれず、悔しい想いをしている息子さんも中にはいるのではないのでしょうか?
そんなときに親として我が子にどんな風な態度で接することが一番いいのか?
今回はそのことを記事にしてみたいと思います。
少年野球でずっと補欠の小6の息子にどんな対応をすればいい?
かれこれ入団してから数年経ち、試合がある日に観に行っても、常にベンチにいる姿を見るだけで試合には出ていない我が子の姿をみると、親としてはとても切なくなりますよね。
毎日頑張って練習に通っている姿も見ているし、家に帰っても時間があるときは素振りをしていたりと努力も怠らないのになぜずっと補欠なのだろう、辛いなぁ・・。と親がそう思ったとしても、決して表に出すようなことはしてはいけません。
きっと表に見せなくてもお子さんはそう思っている親の気持ちにも気づいていて益々落ち込んでしまうことでしょう。
しかしそんな状況でも野球を辞めずに少年団に通い続けるということは本当に野球が好きだということです。
『継続して一つのことをやり続ける力があなたにはある、それがあなたの凄いところだよ。あなたは私の誇りだよ』と、言葉にして伝えてあげればお子様も自信がつくかもしれません。
ここまでは、例え補欠でも続ける意思があるお子様の場合の話ですが、『もう行くのが辛い』『やめたい』と本音を伝えてきた場合は、一旦そこは冷静に考えさせます。
二日くらい休ませてみて、三日目に再度確認を感情的にはならずにします。
『本当にここで辞めることに後悔はないよね?』と。
これはやはりここまでせっかく続けてきたことをその後の人生において『あの時辞めていなければよかった』と悔しい想いをさせたくはないからです。
一番ダメなのは『勿体ない!今まではなんだったの?ちゃんと行きなさい!』と無理に続けさせることです。
今までの努力はきちんと認めてあげたうえで一旦自分の中で昇華させ、考えさせることが大事なのです。
親の気持ちよりも子供本人の気持ちを尊重することが大事?
まだまだ小学生のうちは子供だと思いがちですが、小6ともなると自分の考えもきちんと持ってくる時期です。
子供がすることを親として見守ることはとても大事ですが、全てを取り仕切って道を作ってあげる時期はもう過ぎていると思います。
そもそも親の人生ではなく我が子とはいえ全く別の人間です。
こうなってほしい、という未来への期待や希望は親として抱くことは当然のことだと思いますが子供は親の道具ではありません。
野球、という『きっかけ』を与えてあげても、それを継続するのか、はたまた別のものを選ぶのかはお子様が決めることだと思います。
まとめ
親としては子供の辛い姿を見たくないために逆に、『これからどうするの?続けるの?続けるならもっと頑張りなよ、頑張りが足りないからだよ』なんて言ってしまいがちですが、それで奮起するお子様ならまだしも、自分の頑張りを認めてもらえないことにがっかりするお子様もいるかと思います。
実際、子供は褒められることにやる気を感じるものです。
親としては、お子様が悩みを打ち明けて来たときに自分の感情をぶつけたりはせず、『じゃあこれからどうしていこうか?』と一緒に悩んであげるべきだと思います。
きっと話をした後のお子様の気持ちはそれだけでもぐっと軽くなることでしょう。
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