お家で犬や猫、小鳥、金魚などのペットを飼った経歴はありますか?
こういったペットに負けずに人気物に、昆虫がいます。
最近は昆虫を扱った子供向けバラエティー番組も放送されたり、巷は昆虫ブームの気配もあったり。昆虫ファンは世界中にたくさんいますよね。
夏の昆虫の代表といえばカブトムシ。カブトムシを森で採集する楽しみと、自宅で飼育できる楽しみがあります。
人気の高いヘラクレスオオカブト、ネプチューンオオカブトなど大型のカブトムシから
コカブト、クロマルカブトといった小型のカブトムシまでいろんな種類のカブトムシがいます。
どんなカブトムシにしてもその飼育はとてもシンプルですが、生き物の不思議を感じることでしょう。
○カブトムシの幼虫のふんは人畜無害?正しい掃除方法は?
カブトムシの成虫や幼虫が手には入ったら、カブトムシの飼育に必要な物品を用意しましょう。
大きめの容器。衣装ケースなど蓋のあるケースが理想です。ホームセンターや100円ショップでも
カブトムシ専用の容器が売っています。よくみかける緑色の網の蓋のケースです。
腐葉土。カブトムシの幼虫のエサになります。腐葉土は園芸にもわれ、カブトムシの栄養となります。
いろんな種類の腐葉土が売られていますが、国産の腐葉土を選ぶといいでしょう。
カブトムシはコナラなどの落葉樹の樹液が好きなので、そういった葉っぱの腐葉土や、
カブトムシ専用の腐葉土もあります。
成虫を飼育する場合は、止まり木や昆虫ゼリーなどのエサも必要です。
カブトムシは夏の終わりに産卵をして、幼虫時代に冬を越します。
春になると、蛹室を作りだし、成虫へと変態していきます。
その間、約1年と短く、世話も他のペットなどに比べるとシンプルです。
幼虫の場合は、腐葉土が乾燥しないように適度な湿り気があるようにしておきましょう。
箱を揺さぶるなどしないで、そっと静かな場所に置いておきましょう。
幼虫や蛹を手で触れるときはそっと丁寧に扱いましょう。
幼虫は腐葉土をたくさん食べて、たくさんのフンをします。
フンを取り除いて、腐葉土一杯入れてあげましょう。本当にもりもり食べるんですよ。
カブトムシって小さいけど、案外たくさんフンをします。
そのフン、何かに使えないかなと思ったことありませんか?
自分の祖父母は農家だったので、よく畑に鶏糞とか、牛糞入りの肥料を土に混ぜていました。
自分は昔、乗馬を習っていたことがあって、近所の人がよく、畑ようにと馬のフンを貰ってました。
馬のフンには馬が食べて草がたくさん混ざっていてあんまり臭くなかったです。
柔らかくて土にも混ぜやすそうでした。
フンって土のよい肥料となるんですね。
なぜフンが土にいいのかというと、フンには窒素とリンが多く含まれいて、それが植物や土の栄養分になるのです
では昆虫であるカブトムシのフンはどうなんでしょうか?
カブトムシの幼虫は、腐葉土を食べます。腐葉土は、カブトムシの幼虫の身体の中で分解され、土や植物たちが吸収しやすい状態でフンとして出てきます。
葉っぱや木の枝が、カブトムシの幼虫の身体を通って、また地上に帰ってくるというサイクルなんですね。
フンの掃除は、いつ行えばいいのでしょうか?
フンは素手で触っても問題はないですが、幼虫を傷つけないように取り出すときは気をつけましょう。
当たり前ですが、幼虫が大きく成長すれば、フンも大きくなります。
小さな幼虫の時は、細かくて取り出して掃除するが面倒くさくて、ほっといたら
幼虫がフンだらけになってかわいそうになりました。
フンを掃除する日とか決めずに、毎日観察をして、少し早めにフンを取り除いてあげましょう。
幼虫も大きくなると、結構大きな形になってきます。
スプーンなどですくってもいいですね。
腐葉土も、食べて少なくなってきたら、新しい腐葉土を入れてあげましょう。一気に腐葉土を交換すすると、そのガスでたまに幼虫が息苦しくなるようです。古い腐葉土と新しい腐葉土を混ぜてあげると居心地も良さそうです。
○カブトムシの幼虫のフンは肥料として再利用できる?
カブトムシの幼虫のフンは、窒素やリンなど、土の栄養が豊富なので、取り出してためといたら
庭やプランターに混ぜると、土のいい栄養になりますよ。
野菜を育てるには、まずは土からです。土の次には栄養が大切だと祖父母が言っていました。
フンは土の栄養になりますので、大切に使い切りましょう!
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