中学校に入ったときは、高い目標や、希望を持って入部したはずの部活。
一年が過ぎて、そこが自分の居場所とは思えず、部活を辞めたい・・・と思っているのに、親に反対されていて退部をすることができない・・・
そんな、日々悩んで、辛い学生生活を送っている中学二年生男子は沢山いると思います。
そもそもそのような悩みを抱くタイプとはどういう人でしょうか?
ずばり言いますと、
『責任が高く、とても真面目な性格』な人、もしくは『気が弱くて、思ったことが中々人に言いだせない』という2つのタイプにだいたい分かれるかと思います。
どちらのタイプでも、説得がうまくいかないということは、親に対してきちんと自分の置かれている状況と自分の本当の気持ちが十分に伝わっていないということが考えられます。
単に『辞めたい』とだけ言われてたら、親も当然、何故?何があったの?となるでしょうし、出来れば三年間頑張ったという結果を出してほしいなという親心も多かれ少なかれ抱かずにはいられないものなのです。
ではどうしたら親にも納得する説得ができるのでしょうか?
今回はそのことを記事にしていきたいと思います。
部活を辞める時に役立つ3つの説得方法!
① 正直に気持ちを伝える
前述したとおり、単に『辞めるから』では大抵の親は納得しません。少なくとも理由は聞きたいと思う親のほうが多いと思います。
逆を言えばきちんとワケを話せば、だいたいの親は納得をすると思います。
話すときは、まず自分の考えをきちんとまとめていきましょう。ノートにメモしてもいいかもしれません。
『どうして辞めようと思ったか』を順序立ててよく考えてから話すのです。
話す際は感情的になってはいけません。話し相手というのは自分の鏡だと思いましょう。
冷静に話せば相手も冷静に受け止めますが、感情的になると相手も感情的になっていくものなのです。
ではどのように伝えたら相手は聞き入れやすいでしょうか?
下の文はほんの一例ですが、これを冷静に伝えることができれば説得は大分うまくいくと思います。
『部活を辞めようと考えている。理由は〇〇なことがきっかけなんだ。頑張って続けようという気持ちもあったし、親にがっかりもさせたくなかったから、ギリギリ頑張ってみたし考えたのだけど、もう気持ちが限界なんだ』
ここでポイントなのは、頑張る気持ちはちゃんとあった、ということと、親に悲しい思いはさせたくなかった、という二点をしっかり伝えることです。
子供のことを真剣に考えている親ならこんなに思い詰めて悩んでいたのだな・・・とショックを受けるはずです。そしてそこまで言うのなら・・・と退部することに納得をしてくれるでしょう。
② 受験に向けて本腰を入れていきたいと伝える
ずばり学生の本分とは何かを、親に伝えるのもありです。
実際に、部活に力をいれるあまりに体力的にも限界で、帰宅後勉強をすることが難しいという人も少なくないはずです。
また、受験勉強は中3から焦ってやるよりも、中2の時期から行きたい学校に備えて勉強をしたほうが勿論効果的だと思います。
『今から受験に向けて勉強を頑張りたい。3年生になって引退後からだと希望の学校にいけないかもしれないから』と伝えてみるのも手だと思います。
親も最初は『本当に~?』と疑うかもしれません。
そこは実際に勉強をしている姿勢を(少しは)見せましょう。
自分は本気なんだという姿勢を見せることによって真実味がより増します。しかも成績も伸びて一石二鳥です。
成績がアップしてがっかりする親はいないですし、中学受験を真剣に考えている子供の姿にむしろ感心するかもしれません。
けれども、それでもやっぱりだめな場合は・・・?最終手段として、第三者の力を借りましょう。
③ 担任の先生、もしくはスクールカウンセラーの先生にお願いして説得する
自分の本音をぶつけてみても、勉強に専念するからと必死に説得しても、まだ退部することを認めない、という親は、それだけあなたに対しての期待が大きい反動かもしれません。
そしてここまできてもまだ意見を譲らないということは、親が大分精神的に冷静な状態ではない、聞く耳を持つ状態ではないということもあると思います。
なので、第三者の方にお手伝いをしてもらいましょう。
1対1で話すよりも、第三者の他人からの意見を聞くと、案外冷静に振り返ったりもするものです。
ここでの第三者とは、まったく自分たちと無関係な人間では話が見えてこないので、『担任の先生』にお願いをします。
先生に部活を辞めたいが親から反対を受けている話を伝え、説得を手伝ってほしいとお願いしましょう。
先生の口から成績や受験などを絡めて説得をしてもらったら、リアリティが十分にあると思います。
もし担任の先生に言えない場合は『スクールカウンセラー』の先生に相談するのも一つの手ですね。
精神的に追い詰められている旨を話し、親への説得の仕方を教わる、若しくは説得に参加してもらうようお願いをしましょう。
悩み事の相談を受けるプロなので、ある意味では担任の先生よりもうまい提案をしてくれるかもしれません。
それでも親を説得できないなら内緒で辞めることも考えよう!
正直なところ、部活で推薦を狙っている、などの話がないのなら辞めることを親にわざわざ伝えて、波風を立てる必要もないかと思います。
内緒というと聞こえが悪いのですが、部活を辞めることがあなたの人生にとってどれほどのことだというのでしょうか?
辞めることによって新しい違う何かと出会えるかもしれない、若しくは、辞めた後に自分はやっぱり〇〇が好きだったんだ、と気づくきっかけになるかもしれない。
三年間一つのことを続けることは確かに素晴らしいことです。
けれども、無理なものに心を殺したまま耐え続けると、一生心に消えない傷を負うこともあるかもしれません。
人生において最もキラキラしているこの時期に、大きな傷を心に受けることは、あなたのこれからの人生にとっても、決して良いこととは言えないでしょう。
なので辞めると自分が決断したのなら思い切って、辞めてみましょう。
たとえ『この頃帰るのが早いんじゃない?』と親に言われたとしても、そのときにはもう済んでしまったことなのですから。
まとめ
辞めたいけれど、辞めるのを親に伝えることが出来ずにいて悩んでいる人がいるのなら、まずは行動を起こすことです。
ずっと悩んでいても、学校に行く度に辛いだけですので、無断で辞めることが心苦しく感じるのなら、まずは結果がどうあれ、恐れずに親に伝えてみましょう。
例え説得が失敗したとしても、退部は親に許可が必要なことではありませんので、部活に退部を伝えすっぱりと辞めるべきです。
無理に続けさせる権利は親にも学校側にもありません。結局はあなたの意思一つということになります。
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