ヨーロッパの台風情報ならECMWFがおすすめ!そのワケとは?

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生活


 

https://pixabay.com/ja/illustrations/大規模なデータキーボード-895567/

 

朝見た天気予報のでは、一日中晴れとなっていても、夕方になったら雨が降って、傘もなくぬれて帰った。

天気予報では晴れって言ったのに!」と、ムッとした思いありませんか?

干しといた洗濯物が濡れてしまったとか、反対に、雨と天気予報にあったら洗濯しなかったら

思いっきりいい天気になって、悔しい思いをしたとか。

天気予報は当たらない、当たった方が珍しいなんて、会話は日常茶飯事ではないでしょうか?

 

でも、天気予報はとっても難しいものなのです。

天気予報は、物理学の世界で、計算やデータ収集がとても大変な作業を求められています。

(物理が得意な方は簡単かもしれませんが、大抵の方は物理が苦手かなあと思って書いています。)

 

日本には気象庁があるように、他の国にも気象庁に匹敵する機関が存在します。

その中の1つに、欧州中期予報センター(ECWMF)があります。

ECMWFEuropean Centre for Medium-Range Weather Forecasts の頭文字をとっています。

 

まず欧州中期予報センター(ECMWF)とはどういったところなのでしょうか?

 

欧州中期予報センターとは、22の加盟国と12の協力国が支援する独立した政府間組織であり、1975年に創設されました。欧州中期予報センターの使命は、数値気象を作製し、科学技術研究を行い、予測スキルを向上させるとともに、気象データを保存することと、とあります。

 

もっと簡単にいうと、天気の中期予報をスーパーコンピュータを駆使して、広い範囲の気象データをとって狭い範囲の気象をもっと先の未来まで、短時間間隔で気象シュミレーションできるよう、気象予報の精度と技術を向上させる機関、といってよいでしょう。

 

https://pixabay.com/ja/photos/地球青い惑星惑星世界-11015/

 

 

台風時期も大丈夫?関西は台風の影響が少ないって本当?

 

 

欧州中期予報センターの精度は、世界でも有能な気象データを提供しています。

 

平成29年に気象庁が発表した「気象庁における現状数値予報モデルの現況を課題」という資料があります。

主に気象庁が技術向上や精度向上など今後の課題はどういったものがあるのか?書いてあります。

ECWMFなど国際機関と気象庁のデータについて比較している資料がありました。

タイトルは「台風進路予報誤差国際比較」で、JMA,NCEP,UKMO,ECWMF 4箇所の組織の

1990年から2015年までの台風の恣意呂予報の誤差がグラフになっています。

このグラフでは、ECWMFが一番いい精度を示していました。日本はいいときもあれば、悪いときもありました。気象庁のコメントで「気象庁は1996年以降、2000年代前半までは世界トップクラスの精度を維持していたが、最近は主要数値予報センターにやや水をあけられている」としています。

「水をあけられる」という表現が気象庁らしいなと思います。

このことから、台風の進路予報においては、気象庁も負けを認め、ECWMFの精度の高さが優勢とわかります。

※参考URL

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/shingikai/kondankai/suuchi_model_kondankai/part1/part1-shiryo3.pdf

 

ヨーロッパへ仕事や旅行に行く予定のある皆さん、お天気が気になりますよね。

日本にいるときは、国内の天気予報はバッチリわかりますが、海外のお天気だと、どうして首都だけとか、

すこし先の予報しかない、とか不便を感じる事でしょう。

そういった時などに利用してみると、現地で困ることも減り、行動がしやすいのではないでしょうか?

ホームページは英語ですが、アジア地域の選択もできますので、一度アクセスをしてみてください。 

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○ヨーロッパの台風情報だと確率何パーセントで当たるの?

 

https://pixabay.com/ja/vectors/インターフェイスインターネット-3614766/

 

いくら精度が向上しているといっても、天気は地球を含めたとても大きな規模の自然を相手に行う事業です。世界トップレベルである欧州中期予報センターでも、絶対の確率はないなあ、と思ってデータをみていくといいでしょう。

 

 

○ヨーロッパの台風情報のへの加盟国って?

 

https://pixabay.com/ja/photos/地図ヨーロッパ地球-3483539/

 

欧州中期予報センターは34ヵ国が加盟しています。

その22の加盟国とは、オーストリア、ベルギー、クロアチア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、セルビア、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、イギリス

 

12の協力国とは、ブルガリア、チェコ、エストニア、ハンガリー、イスラエル、ラトビア、リトアニア、モンテネグロ、モロッコ、北マケドニア、ルーマニア、スロバキア

 

 

「晴れの日は株価が儲かる」「風が吹けば桶屋が儲かる」といった言葉を聞くように、天気と

経済は少なからず関係があるようです。

 

神宮球ヤクルト戦が、雨で当日中止になると何百万や何千万という損害がでると聞いた事もあります。

当日仕込んだお弁当とか、無駄になってしまいますし。

 

お天気の予報は、全世界の人にとってとても大切な予報となります。

いろんな国などが発信している気象データを見比べてみると、台風などの対策もさらに的確に行えて被害を最小にできそうですね。

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