とにかく大変な子育てをする中で、自分の母親はとても心強い味方ですよね。
でもそんな味方のはずの母親にイライラしてしまう、という人も少なくありません。
どうしてそんなにイライラしてしまうのか、どうすれば心穏やかに接することができるのか。
ここではその原因と対処法を見ていきたいと思います。
子育てのイライラを八つ当たりしてしまってないか?
どんな母親も我が子のことではうるさく口を出してしまうものです。
しかも親自身、自分が子育ての大ベテランであると思っているため、常に自分の意見を押し付けがちになります。
「それはそうじゃない」
「ここはこうやるんだ」
なんていちいちダメ出しされては誰だって嫌になってしまいますよね。
しかもこれが他人ならまだ我慢できることもあるかもしれませんが、相手が自分の親となると遠慮がなくなります。
こちらが反論すると向こうも言い返してきてそのままケンカに発展してしまった、なんて経験のある人も少なくないのではないでしょうか。
しかも一人目育児などはママも必死なので、親からの言葉に余計にイラついてしまうこともあります。
そこで一度考えてほしいことは
「自分は子育てのイライラを親にぶつけてないか」
ということです。
もしかしたら現在頭にきていることは、普段の自分ならそこまで怒らないことかもしれません。
寝不足でイライラして、そんなに怒るようなことでもないことに怒っているのかもしれません。
そんな時は一度深呼吸をしてみましょう。
そして親からされたこと、言われたことがそこまで怒るほどのことかどうかを考えてみてください。
余計なお世話ばかりかもしれませんが、そのほとんどが自分のことを思っての言動だと気づくはずです。
子育てで実母にイライラしないコツとは?
子育て中に自分の母親にイライラしてしまう人は、まずは親の言動をいちいち真面目に受け取らないことが大事です。
例えばよくある話ですが、昔の人の中には赤ちゃんをずっと抱っこしていると「抱き癖がつくからやめなさい」という人がたくさんいます。
しかし今では抱き癖というものにはなんの根拠もないものだと広く知られるようになりました。
もし母親から「そんなに抱っこしてたら抱き癖がつくわよ」と言われた時、ムキになって「今はそんなことないんだから!大丈夫なの!」といった感じで言い返したら親はどう思うでしょうか。
「あなたが抱っこばかりして大変そうだから言ってあげたのに、なんなのよ、その言い方は!」となりませんか?
今と昔では育児方法がだいぶ変わってきているため、昔の育児法を押しつける人も少なくありません。
でも本人たちはそれを正解だと信じていて「良かれ」と思って助言しているつもりなのです。
それを真っ向から否定してしまっては向こうもイライラ、こちらもイライラで悪循環です。
そんな時は「そういう考えもあるんだね」と一度その言葉を受け入れてあげてください。
その上で放っておいてもよさそうな話なら「今度試してみるよ」とさらりと流してしまえばいいのです。
もしも間違いを正したい時は「昔はそうだったんだね。でも今は違うんだって。ほら見て」と、ネットや本などの情報を見せてあげてください。
その時はできるだけ「〇〇病院の〇〇先生」の話、など専門家が書いたものを見せると効果的です。
自分の娘から言われたことには反発しても、他人、しかも専門家が言ってる言葉には素直にうなずけるものです。
そして何よりもお互いをいい関係に築くものは「ありがとう」の一言です。
もししてほしくないことをされたとしても、それが自分や孫のためにと思ってしてくれたことならまずは「ありがとう」と伝えましょう。
その後で「でもこれはこうしてもらえると助かるんだけど」とお願い口調でやんわりと間違いを指摘すれば相手も嫌な思いをしなくてすみます。
口うるさくても手出しが面倒でも、自分の子育てを手伝ってくれていることに違いはありません。
常に「ありがとう」の気持ちを持っていると、こちらもやたらめったらイライラせずにすみますよ。
いま現在自分が子供を必死で育てているように、母親も自分を必死で育て、そして今は娘や孫を助けてあげたい思いでいっぱいです。
もう少し自分の子供が大きくなれば子供にうるさく口出ししてしまう親の気持ちがよくわかるはずです。
その根底にはいつでも「子供への愛情」がつまっています。
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