高3の息子がレギュラ―から外されました。
小さい時から頑張って来たのに、
今になってレギュラ―から外された息子。
可哀想で見ていられない。
コーチや監督のレギュラー選びにも一言言いたい。
人が信じられない。
そんな親御さんの為に、
親がどう対応すべきか考えました。
【高3の息子がレギュラーから外された時はどう対応すればいい?】
・息子がレギュラーから外された時は見守りましょう。
ずっとレギュラーで活躍していた息子。
カッコいい息子の姿を見るのを楽しみにしている親は多いです。
高3になってレギュラーから外された時、
親はどう対応すればいいのでしょうか?
まず、お子さんを刺激しないように静かに見守っていましょう。
本人は落ち込んでいますか?それともやるだけの事はやったと
清々しい気持ちでいるようですか?
最後の試合、本人もレギュラーで活躍したかった。
悔しいし、情けない。チームメイトが羨ましい。
それが本人の本心だと思います。
きっと親の前では強がっていても
心の中では号泣しているでしょう。
こんな時に親に責められたり、
慰められたりすると余計に傷ついてしまいますし、
又、クラブやチームメートの悪口を言う事は
絶対にしてはいけません。
お子さんには親が知らない、見ていない姿があります。
悔しいけど、仲間を応援する気持ちの方が大きいからです。
親には解らない、仲間への思いがあります。
悪く言って欲しくないのです。
悪口を言う親を子供は情けない気持ちで見ていますよ。
そっとしておくのが一番だと思います。
高3は進路を決める大事な時期です。
レギュラーを外されたことにいつまでも拘らず、
大学受験に向けて、又、就職、各種学校への進学等々、
自分の道を確り歩み始められるように見守っていましょう。
【親が右往左往しない方が子供は安心する?】
子供は、レギュラーを外され、ショックを受けているでしょう。
自分が揺らいでいる時に、親まで右往左往していたら
子供は余計に動揺します。
親は気持ちを表に出すようなことをしては
却って子供にとってマイナスになります。
むやみに叱ったり、同情しないことです。
いつも通りに接してくれることが子供にとって
何より救いになります。
高3ともなれば、これから受験が待っている事でしょう。
落ち着いて受験勉強に取り組めるような環境(物的、精神的)づくりも
大切な親としての仕事だと私は考えます。
・学生スポーツの意義とは?
いつも考えていることですが、
何かと金メダル、優勝選手を褒めたたえます。
まるでそれ以外は値打ちがないかのようです。
それまでの努力を認め、評価することについては問題はありません。
でも、あまりにも加熱し過ぎの報道には疑問を感じてしまいます。
自分は凄いと自信過剰になり、潰れていく選手がどれだけ多い事でしょう。
レギュラーになれなかった、又、降ろされた。
そういう事って本当は小さなことのように思えます。
いつか社会に出た時に、自分の学生時代はこれをやっていた。
そう自信を持って言えるように頑張る。
それが大切なように思えてなりません。
例えば高校野球。スター選手よりもスタンドで応援に精を出す、
補欠にもなれなかった選手。又、吹奏楽部の人達。
彼らの頑張りがあったから、レギュラー選手は活躍出来ます。
彼らにももっと目を向けてはどうでしょうか?
運よくプロになっても成績が振るわない選手もいます。
その反対に、甲子園に出れなかったけどプロに入って
素晴らしい成績を残した選手もいます。
レギュラーになれない、いつも補欠、レギュラーから降ろされた。
その時はそのことが全てです。世界が終わったかのように
感じてしまう事もあるでしょう。
もう一度、親御さんには考えて欲しい。
そのことでお子さんの人格や人生が決まってしまうのでしょうか?
これは受験においても言えることです。
長い人生なのだから、逆境に陥る事もあります。
そんな時に決して負けない前向きな気持ちを持って欲しい。
レギュラーになれなくても、また、降ろされても、
自分がそのスポーツを頑張った。その自信こそ後で役に立つのです。
「生き抜く力」を身に付けて欲しい。
若い人にはそう願います。
【まとめ】
この記事では、レギュラーを外された時の親の対応について
述べて来ました。
レギュラー、誰でもそれを目標にして頑張るのです。
しかし、運よくレギュラーで活躍できるのはほんの一握りだけ。
レギュラーを外されても、今までの本人の努力は
決して無駄にはなりません。
長い人生、落ち込むことなんて幾らでもあります。
そんな時、辛い練習に耐えてきたという事実は自信になります。
お子さんには、自信を持って人生を歩むように伝えましょう。
絶対に無駄にはならない。
「生きていれば運が悪い時はある。人は運が悪い時にこそ値打ちが決まる」
亡き父が、ある事で悩み落ち込んでいた私に言った言葉です。
そんな時にどう生きて行くかそれが大切だと解釈しました。
お子さんの未来が輝くものになるように、
どうか感情的にならず導いてあげて下さいね。
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