https://pixabay.com/ja/photos/ハリケーン-イザベル-74031/
夏になるとやってくる台風。その台風はいつ、どこで出来て、どのように動くのか知っていますか?
台風というのは、簡単に言うと、すごく早い風のかたまりで、大きな風の渦巻きです。
その台風には生まれと名前がつけられます。
年の初め生まれる台風を、日本では台風1号と名前がつけられます。
なんと今年は元旦に台風が発生しました。台風1号は元旦生まれなのです。また海外での名前はラオスがつけたパブーク。意味はメコン川に生息している大型のナマズ。ナマズが台風の名前になるんですねえ。
元旦生まれの 台風1号・パブークの発生と台風について調べていきましょう。
https://pixabay.com/ja/photos/ハリケーン-キロ-イグナシオ-927042/
赤道近くの海上で台風は誕生します。
太陽によって温められた海水が水蒸気となり空気とともに上空へと行きます。
水蒸気とたくさんの含んだ空気が上空へ行くと、水蒸気は冷えて細かな水の粒となり雲となります。
雲と言えば。
雲の中を歩いたことはありますか?
自分は、むかし富士山登山をしたと時に、8合目当たりで雲に覆われた山道を歩いたことがあります。
寒くはないけど、冷やっとして、顔やリュックや、全身がしっとりしてきた事を覚えています
雲の中は、細かなミストの中を歩いている感じがしました。
さて、台風の誕生ですが。
水蒸気には熱がしまいこんであるので、水蒸気が水に戻るときには熱が外に出ていきます。
それで、雲が出来るとそのまわりの空気が暖まり、もっと上に登っていきます。もっと空気を取り込んで
上空へ伸びていき、もっと大きな雲となって成長します。
赤道近くの海はとても広いので、このような雲がたくさん出来ていきます。
雲同士がくっついて、大きな雲となり、地球の自転によって渦を巻くようになります。
さらに渦は大きく成長していき、台風と呼ばれるようになるのです。
北半球では反時計回りで、南半球では時計まわりとなっています。
台風は、東風に押されて西へ進み、風が北向きになると北へと向かいます。そして西風に押されて
日本へとやってくるのです。
○台風1号が日本に最速で上陸する時期は毎年早くなってきた?!
台風は赤道近くの海、熱帯の海で発生し、夏に一番多く生まれて、日本には1-2週間でやってきます。
2014年~2018年と1967年~1970年と年代を分けて表示いたしました。
下記のデータを見ると、台風の発生数と発生月です。
7月から11月にかけて毎年台風が発生していることがわかります。
発生はしていますが、2015~2018年で上陸した台風は年間に5-6が平均です。
1967年から1970年の上陸した平均は約3個でした。
日本は冬である11-2月でも台風は発生しています。春である2~5月の間は比較的少なく、発送無しの月もあります。上陸数は、現在の方が増えていることがわかります。
【発生数】
年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
2018 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | 9 | 4 | 1 | 3 | 29 | |||
2017 | 1 | 1 | 8 | 5 | 4 | 3 | 3 | 2 | 27 | ||||
2016 | 4 | 7 | 7 | 4 | 3 | 1 | 26 | ||||||
2015 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 5 | 4 | 1 | 1 | 27 |
1970 | 1 | 2 | 3 | 6 | 5 | 5 | 4 | 26 | |||||
1969 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | 3 | 3 | 2 | 1 | 19 | |||
1968 | 1 | 1 | 1 | 3 | 8 | 3 | 5 | 5 | 27 | ||||
1967 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 7 | 9 | 9 | 4 | 3 | 1 | 39 |
【上陸数】
年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
2018 | 1 | 2 | 2 | 5 | |||||||||
2017 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | ||||||||
2016 | 4 | 2 | 6 | ||||||||||
2015 | 2 | 1 | 1 | 4 | |||||||||
1970 | 1 | 2 | 3 | ||||||||||
1969 | 2 | 2 | |||||||||||
1968 | 1 | 1 | 1 | 3 | |||||||||
1967 | 2 | 1 | 3 |
○台風1号が最速で通過していくときの通路って?
今年の元旦、午後3時に南シナ海の北緯6度20分、東経109度55分で、熱帯低気圧が台風1号・パブークになったと発表がありました。台風は、時速10キロで南西へ進んできました。
この台風は、中心気圧1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルで、中心から半径330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている、ということでした。
その進路は、西北西にゆっくりとタイを横断、熱帯低気圧はサイクロンにかわりました。
1951年の統計観測依頼、最も早い誕生の台風です。
こんなに早く発生した原因として、赤道付近の海水の温度が2018年末から高い状況が続いていることが原因です。
先日の台風10号は暴風域が広くて強い台風で、お盆の時期のため多くの人々の帰省ラッシュを直撃しました。
昨年は、猛暑で大雨も大きな被害をもたらし、多くの方が犠牲になったことも記憶に新しいです。
気象については、専門の知識が必要で、学ぼうとすると大変難しいものです
テレビの天気予報や、スマホのお天気アプリを使って、最新情報を把握し、台風など災害に備えたいですね。
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