衝撃の事実!!『五月晴れ』には2つの読み方があった!?

季節

スポンサードリンク



 

 

今日はとてもいい天気だったので、庭に出て洗濯物を干す時に

今日はまさしく五月のさつきばれですね」とつぶやいた。

すると、一緒に洗濯物を干していた姑に「それはごがつばれよ」と指摘された。

最初は何を言われたのかちょっとわからず、頭の中がはてな?になった。

あぁ、お義母さんは「さつきばれ」を「ごがつばれ」と間違って読んだんだ。

と思い至り、「お義母さん、五月の晴れってさつきばれ、って読むんじゃないんですか?」

と、一応ご機嫌を損ねないように気を使って聞いてみた。

すると、「あなた知らないの?これはごがつばれなのよ。みんな間違ってるんだから」と返ってきた。

みんな間違ってるって、どういうこと?

私は生まれてから一度も「ごがつばれ」という言葉を使ったことがない。

もしかして地域や年代によって読み方が違うのかな。

これ以上口論になっても仕方ないし、私は一応、そうなんですね。

と答えて、粛々と洗濯物を干すことにした。

そしてその会話はそのままになってしまったのだけど

なんだかすごく気になってきた。

衝撃の事実!「五月晴れ」には2つの読み方があった!?

 

 

 『五月晴れ』の意味は読み方によって全く違う!?

そんな感じでさっき曖昧にしてしまったので、午後の空いた時間に調べてみた。

予想としては「五月晴れ」をどう読むかは関西と関東で違う。

奈良県出身の私と、千葉出身の姑では違いがあるのだ。

以前、シャベルとスコップの認識が全く逆だったこともあったし。

ところが調べてみてびっくりした。

結論を言うと、「さつきばれ」ごがつばれ」もどっちもあった。

でも意味が全然違う。

そして残念ながらとんちんかんなことを言っていたのは私の方だったと判明した。

そもそも私は季節に関する用語は使いこなせる気がしない。

「五月晴れ」と調べて一行目に出てきた言葉が、新暦がどうの旧暦がどうの。ってこと。

ほんと、これもういい加減にしてほしい。

なぜ、現在に合わせないでいつまでも過去に囚われているのか。

この感覚が現代の私たちにはついていけないところなのだ。

 

とは言っても、恥ずかしい思いをした今回をきっかけにちゃんと頭に入れようと思う。

簡単にまとめると、旧暦から新暦に変わったのは明治5年(1872年)。

案外最近まで旧暦だったのねと思う。

この時間感覚のずれは約1ヶ月。

だから旧暦と書いてあれば思っている月より1ヶ月後のことだと考えないといけない。

つまり「さつきばれ」は6月ということなのだ。

ちなみに「さつき」と読むのが旧暦の証拠。

調べてみると「さつきばれ」→梅雨の合間の晴れの日

「ごがつばれ」→5月の晴れの日  ということ。

だから、この二つの晴れは全然違う性質のもので

「ごがつばれ」は春のカラッとした晴れで

「さつきばれ」は夏の前のジメジメとした蒸し暑い晴れになる。

確かに、それはそうなるでしょうね。

 

今回は5月のいいお天気の日に「さつきばれ」と言ってしまった私の完全な間違い。

新暦の五月に五月らしいいいお天気だったので「ごがつばれ」が大正解なのだ。

悔しいけど姑が正しかった。謝らないけどね。

 

それにしても紛らわしすぎる。

でもこんな間違いをするのは私だけでなく、

この誤用は割と一般的なもののようで、

「五月晴れ」はそうなると当然初夏の季語なのだけど間違ってる人たちも相当いる。

今回、ちょっとネットで調べただけでも間違って使っている文章をたくさん見つけた。

でも気持ちはとてもよくわかるから責めないであげてほしいし、

いつかは時代に合った季語になるかもしれない。

 

スポンサーリンク

        『五月晴れ』は俳句の季語としても有名!!

と、言うわけで「五月晴れ」は俳句の季語としても頻出のものになる。

だけど、お間違えなきよう、季節は「夏」!!

「五月晴れ」が5月の晴れ間ではないことを証明しているなと感じた俳句をふたつ見つけたので

取り上げてみる。

 

朝虹は伊吹に凄し五月晴れ              麦水

虻出でよしやうじの破れの五月晴れ              一茶

 

「朝虹」や「虹」という言葉と一緒に出てきていることから、

6月のジメジメした雨の隙間を感じられる気がする。

また、障子やふすまは紙でできてるから張替えは湿気のある梅雨の時期から夏にかけてが最適らしい。

だから「しやうじ破れ」なんだ。今のうちに張替えちゃいたいぜ!!ってことなんだ。

雨の隙間から出てくる希望の光、ならぬ虹!

これは私の勝手な解釈だけど、この「梅雨」とか「雨」と言う憂鬱な音の感じや響きに対して

サ行で始まる「五月晴れ」と言う言葉は、それだけで爽やかと言うか、光を感じる。

隣のトトロに出てくる「さーつきちゃん」のイメージ。

もともと、さわやかな名前だとは思っていたけど、

きっと雨雲の間から見える希望の爽やかさが名前に現れているんだろうな。

なんて考えてたら、またトトロが見たくなった。

 

夕方またお義母さんと顔を合わせた時に、この研究結果を披露したところ

「そうなのよね、その二つが違うってことはわかってたけど、

何がどっちかって言うのが中々曖昧ですぐわからなくなっちゃうし、

そもそもごがつばれって読むことも少ないんでしょうね」

と笑って答えてくれた。

私も、このやり取りがなければ「五月晴れ」について深く考えることもなかったし、

単に読み方だけの問題だけじゃなくて、旧暦と新暦の考え方とかいいきっかけになったし、

きっと他にもこんなことってたくさんあるんじゃないかって思うので

アンテナを張って行こうって思った。

やっぱり、日本人ですからね。

タイトルとURLをコピーしました