遠足などの持っていくお弁当はおにぎりが定番ですね。
そのおにぎりを作っているお米には7人の神様がいるって言われています。日本でお米が作られてのは今から約2000年前といわれ、農具の発達や品種改良を何度も行い、日本全国でお米の栽培ができるようになりました。
お米は約10か月かけて栽培されます。3-4月に苗代が作られて、5月に田植えが行われます。秋には収穫され精米されます。
田植えが行われる時期は大体5月ですが、旧暦で言い換えると早苗月と言われます。
なんだか季節を感じる呼び方ですね。旧暦の早苗月の由来を調べていきましょう。
↓五月晴れは1つではない???↓
◯早苗月の読み方と同じ意味を持つ言葉!
早苗月(さなえつき)は旧暦の読み方です。
暦には、新暦と旧暦があって、大体1か月くらいずれていて、旧暦では2月初めが立春となります。
2月はまだまだ寒くて春なんて感じないですね。
旧暦と新暦を一覧にしてみましたので読み比べてみましょう。
1月 睦月(むつき)お正月には家族が集まり仲睦まじくする。年端月、太郎月
2月 如月(きさらぎ)寒さから衣を重ね着する月 着更着 初花月、雪解月
3月 弥生(やよい)暖かくなり草木が茂る月 花見月、桜月
4月 卯月(うづき)卯の花が咲くころ、田畑に苗を植える月 花残月、夏初月
5月 皐月 (さつき)早苗を植える月 早苗月、五月雨月、橘月
6月 水無月 (みなづき)田んぼに水を引く月、風侍月、常夏月
7月 文月(ふみづき)七夕や歌に文を書く月、七夕月、秋初月
8月 葉月(はづき)木々の葉が落ちる月、秋風月、月見月
9月 長月(ながつき)秋の夜長で夜がだんだん長くなる月、菊月、稲刈月
10月 神無月(かんなづき)日本全国の神様が出雲大社に集合しほかの地域では神様が不在となる
時雨月、神去月
11月 霜月(しもつき)寒くなって霜が降りる月、霜降月、雪見月
12月 師走(しわす)暮れの仏事で和尚が忙しくなり走りまわる月、極月、春待月
旧暦だと一つの月に対してたくさんの呼び方がありますね。その時期の生活や天候の様子がイメージしやすいですね。
https://www.photo-ac.com/main/detail/2329433?title=%E7%94%B0%E8%88%8E%E3%81%AE%E7%94%B0%E5%9C%92
◯知ってオドロキ!早苗月と皐月の関係とは?
五月の異名は皐月と早苗月があります。その由来にはいくつか説が残っています。
この二つには言葉の最初に「さ」があることに気が付きますね。
皐月は耕作を意味する古語「さ」から稲作の月として「さつき」となったという説があります。
「早」は早い・急ぐという意味のほかに「若い」という意味があります。
田植えが始まる最初のころに植える若い苗を早苗と呼ばれている説と、早苗の「さ」も耕作の「さ」が由来といわれる説もあります。
また、早苗月が短くなって皐月になったという説もあり現在に残っています。
〇お米はいろんな品種があります。田植えの時期も3-6月、収穫も早い地域では8月―10月に行われ、地域で栽培される品種や天候によって差が生れます。
現代の米つくりはトラクターなどの登場で、昔と比べると随分と楽になってきました。
ですが、米つくりは神様と通じるところもあって、皐月の「皐」には神様に捧げる意味があり
皐月と呼ばれるという説もあります。
伊勢神宮の恒例行事に祈年祭や新嘗祭など稲などの豊作の願いと、収穫の感謝する祭りがおこなわれています。
https://www.photo-ac.com/main/detail/671157?title=%E7%BE%8E%E5%91%B3%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%8A%E7%B1%B3
コンビニなどに手軽に食べられるおにぎりですが、稲作を中心に2000年も生活してきた人々の
行いが今もなお受け継がれています。
お米は食べるだけでなく、米つくりも体験できるイベントがあるので、機会があったら是非参加してみましょう!
私の祖父母はや親せきは農家だったので、田植えのころは家族総出で田植えや稲刈りをしたと言っていました。
今は寒さなどに強い品種が改良されて、北海道でも栽培が可能になりましたが台風や日照りでは収穫が少なくなる年もありますね。お米一粒に7人の神様といわれますが、何人いてもおかしくないですね!大事なお米、ちゃんと残さず食べていきましょう!
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