カブトムシの蛹は動かないというイメージがあります。
全く動かないのでしょうか?
実際に飼育して見ると結構モゾモゾと動くようです。
動かない理由と、動かない時の注意点についてお伝えします。
【そもそもカブトムシが蛹の期間ってどのくらいあるの?】
カブトムシ飼育の醍醐味は、何と言っても卵から羽化するまでの
成長を見る事です。
カブトムシ飼育は約一年間と長期間かかるものですので、
焦らず根気よく世話を続けて下さいね。
カブトムシの飼育を始めると蛹から成虫に孵るのが待ち遠しいものですが、
蛹の期間ってどれぐらいなのでしょうか?
蛹になりたての頃は、まだ黄色ががった透明で水分が多く、弱い体です。
日ごとに体色が黒っぽくなり、オスにはツノが見えてくるようになります。
蛹の期間は、個体差にもよりますが、大体9ヶ月~10ヶ月ぐらいかかると
されています。
今年成虫になるカブトムシは、昨年の8月頃孵化し幼虫になっています。
その後、土を食べドンドン成長を続け、秋、冬を越します。
冬眠する個体もいるようです。
4月頃には再び餌を食べはじめ、
5月上旬~6月上旬頃に3齢幼虫になると、蛹になる為の蛹室を作り始めます。
セミが初鳴きをする頃、カブトムシも顔を見せるようになります。
蛹になると1~2ヶ月ぐらい後に成虫になりますので、
慌てずゆっくり経過を見守りましょう。
土を干し起こしたり、蛹に触る事は極力避けましょう!!
↓カブトムシは蛹の中でも動くって本当?!その理由とは?
【カブトムシの蛹が動かないとき気をつけたいこと】
・ カブトムシの蛹が動かない時の注意点とは何?
幼虫の頃は元気よく動いていたカブトムシ。
でも動かなくなる時期があります。
それは、どんな時なのでしょうか?
カブトムシが蛹になりつつある時は、
口や手足が固まりつつあるので動かない事が多いです。
蛹になって中盤から羽化近くなると、又動くようになります。
人工蛹室でも羽化近い蛹は動くようです。
そして、羽化直前になると体はかなり黒っぽくなって来ます。
カブトムシのオスには立派なツノが見えるようになっています。
蛹が動かない時は、触らず、土の状態をチェックしましょう。
土(マット)の水分が多かったりすると、カビの原因になったりするので、
注意して下さいね。
水分が多く水たまりのようになっていたら、水分を拭き取りましょう。
カビやキノコが生えていたら取り除いて下さいね。
カブトムシの蛹が動かないと、生死が気になって
つい触ってしまいますが、これはカブトムシの寿命を縮めてしまいますので
絶対にしないで下さい。
蛹を触ったり、蛹室が壊れると悲しい結果になってしまう事があります。
カブトムシは土(マット)の量、水分が適度に保たれていると
土の上に出る事はあまりありません。
もし、土の上で蛹になっていたら、人工蛹室を作りましょう。
人工蛹室とは、
自然にカブトムシが自分で作ったような蛹室を
人間が生花アレンジで使うオアシスや、トイレットペーパーの芯を半分に
切ったりして人工的に蛹室を作る事です。
土を掘り起こす事で他の蛹室を壊してしまう事もありますので、
カブトムシが自然に蛹室を作る時は体が立った状態ですので、
人工蛹室も立てて蛹を静かに注意しながら入れて置くと
いいでしょう。
発砲スチロールはカブトムシが、穴をあけてしまう事があるので避けて下さいね。
・いつまでたっても羽化しない。
蛹になってかなり経つのに一向に成虫になって
土の上に出てこない。そんな時は臭いを確認しましょう。
体色が黒っぽく、悪臭がする場合はカブトムシは残念ながら
羽化出来ずに(羽化不全)寿命が尽きたと考えられます。
そんな場合は、丁寧に葬って上げましょうね。
【カブトムシは触り過ぎないことがポイント】
私は、子ども達と、カブトムシの飼育をしています。
虫が苦手な私は、虫に触る事も無く、
そんなに必死で世話をした記憶がありません。
時々土をキレイにしたり、水分を見たり、その程度でした。
でも、ある日、無事に羽化し、
羽がまだ白いカブトムシが土の上に出て来ていました。
羽化したばかりのカブトムシの羽が白いんだと驚いたり、
嬉しかったり。その時の事はまだ覚えています。
カブトムシの飼育は虫が苦手な人でも大丈夫。
返って触り過ぎなかった事が成功のポイントになったのだと思います。
【まとめ】
カブトムシを飼い始めると、幼虫の成長が日々楽しみで仕方なく、
蛹が動く、蛹が動かないなどの不安が芽生えてくるものです。
ここでは蛹が動かない時の原因と注意点についてお伝えしてきました。
私の経験から言っても、悪臭がしない限りは大丈夫そうです。
カブトムシの個体によって、良く動く蛹もあれば、動かない蛹も
いるようです。
人間と同じにしてはいけないのですが、胎動を良く感じる赤ちゃんも
いれば、感じない赤ちゃんもいますよね。
それぞれ個体差があるようです。
長期休暇の自由研究にカブトムシの飼育は、命を感じる良い課題に
なります。
お子さんと一緒に育てて見て下さいね。
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