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柱の傷はおととしの
五月五日の背くらべ
ちまきたべたべ 兄さんが
はかってくれた 背のたけ
昨日くらべりゃ なんのこと
やっと羽織の 紐の丈
5月5日の端午の節句近くになると、この童謡をよく聞きます。これを聞くと実家の柱に残っている、自分の身長を書いた鉛筆のあとを思い出します。高校生ぐらいまでは測って書いていました。
柱のことも思い出しますが、ちまきや柏餅をたくさん買ってみんなで食べてた思い出もあります。親戚の子が初節句だった時は、親戚一同が集合してお祝いをしたものです。
このちまきは、端午の節句になぜ食べる習慣があるのでしょうか?
その由来はなんなのか調べていきましょう。
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◯ちまきを端午の節句に食べる風習は中国の言い伝えに由来してた?
日本人の生活の中には、様々な年中行事があります。毎年のように行われる行事もあれば、成人式のように人生で一度きりという行事もあります。
主な年中行事には、日本の四季をあわらす五節句といって、下記の節句があります。
1月7日 人日の節句(七草の節句)
3月3日 上巳の節句(桃の節句)
5月5日 端午の節句(菖蒲の節句)
7月7日 七夕の節句(笹竹の節句)
9月9日 重陽の節句(菊の節句)
中国に影響されて日本に根付いていった年中行事です。端午の節句の行事は中国から奈良時代に伝わったとされています。
ちまきを食べる由来には、中国の伝説があります。
紀元前4隻頃、楚の国がありました。屈原という民から信頼されていた詩人でもあり・政治家がいました。ですが、政権に絶望し、湖に入水し死んでしまいました。それを嘆いた民がちまきを湖に投げ入れ、霊を祀ったとされています。亡くなった日が5月5日で
それが中国で年中行事となったとエピソードもあり、日本に伝わってきました。
日本では奈良時代から端午の節句の行事が行われていたと言われています。
ちまきは中国で邪気を払うもの、柏餅は新芽が出るまで親の葉が枯れおちないことから代々継承を約束するご馳走として食べられています。
お正月にお雑煮食べたり、お月見団子食べたり、日本ではお祝いや季節の行事には
お餅を食べる習慣あります。稲には「稲魂」「穀霊」が宿り、人間の生命力を強める霊力があると信じてきました。
餅にすると、その霊力はさらに強まると言われています。そのため、いろんな行事のハレの日にはお餅がよく食べられています。
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◯ちまき?柏餅?端午の節句にキミが住む地域ではどっちを食べるかな?
5月5日の端午の節句は男の子の成長を祝います。その時に食べるちまきや柏餅は笹などの葉や、竹の皮などで餅は包まれています。保存性や殺菌作用もあり持ち運びに便利であることが理由の一つです。
地域ごとに餅を包む素材や包み方、包む形、餅の種類など個性が見られますよ。
- ちまき・・・広く全国で食べられています。笹や茅(ちがや)など様々な葉でもち米や 米粉などを包んで蒸しています。多くは牛の角のような形があります。
- 朴葉巻き・・・長野から岐阜の山間部で食べられます。朴葉であんこを米粉などの生地で包みます。
- 笹巻・・・島根県奥出雲にある吉田町で食べられています。笹で巻かれたお餅が特徴です。
- べこ持ち・・・北海度や青森県下北地方などで食べられます。お餅にいろんな模様があります。形は丸型と楕円形の間くらでのっぺりしています。
- 笹巻・・・山形県庄内地方の笹巻きは、白い餅と飴色の持ちの2種類があります。形は三角形で、灰汁を使うため飴色となります。
- あくまき・・・鹿児島と宮崎、熊本南部ではちまきといえば、このあくまきを言います。
- 一晩灰汁に漬けたもち米を灰汁で漬けた竹の皮で包み、さらに灰汁で数時間ほど煮込んで完成です。形は長方形の長い形で作っておいて、1センチくらいに切って食べます。
- 三角ちまき・・・新潟県では三角ちまきを作って食べます。笹の葉を2枚使ってまくのが特徴です。
- 柏餅・・・全国で食べられている端午の節句の代表的な祝い餅です。
柏の葉は、初夏の新芽が出るまで落ち葉しないことから、「家系が絶えない」という縁起を担いで、江戸時代から食べられるようになりました。
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あくまきは、鹿児島の友人にお土産で頂いたことがあります。もちもちした食感できな粉や砂糖をまぶすとえぐみが減ったようで美味しかったです。
本当にいろんな種類の祝い餅がありますね。みんなで、もち米を蒸して、ついて、伸ばして、ひとつひとつ手で丸めて作っていく工程は、おしゃべりもはずんで、とても楽しいものです。
買っちゃた方が早いですけど、時間があったら子供たちを交えて作ってみてください。甘いのは子供が食べやすいようにということでしょうか?全種類を食べてみたくなります。
デパートの物産展などでもしちまきや柏餅があったら是非食べくらべてみましょう!