日々のトイレ掃除、面倒ですよね。
ついついさぼって放っておいたら、いつの間にか嫌な臭いが充満・・・なんてことも。
嫌な臭いがしみついてしまうと普通に掃除しただけではなかなか取れません。
そうならないためにも、トイレ掃除のポイントをおさえておきましょう。
トイレの嫌な臭いの原因とは?
トイレにこもるあの嫌な臭い、原因はずばりアンモニア臭です。
飛び散った尿が蓄積され、あの臭いを発しているのです。
尿が飛び散りやすい場所は床と壁、そして見落としやすいのが便器と床の隙間部分です。
この部分は普通に拭いただけでは落ちないので、目地ブラシやいらなくなったエレホンカードのようなもので隙間の汚れをかきだします。
汚れをかきだし雑巾で拭く、の繰り返しでだいぶキレイになります。
あと普段なかなか掃除ができないウォシュレットの裏側なんかは驚くほどに汚れています。
他にもトイレの蓋の裏、便座の裏、便器の淵の裏など、裏側は総じて汚れているものです。
しかもこれらの汚れは普段気づきにくいので、尿石化してなかなか取れなくなっていたりします。
尿石とはあちこちにとびちった尿が空気中のリン酸などと結びついて、固い汚れへと変化したものです。
こうなってしまうと普段のトイレ用洗剤でこすっただけでは落ちません。
尿石はアルカリ性でできているため、落とすためには酸性の洗剤を使う必要があります。
汚れがひどい場合には、酸性の洗剤を塗布することでスッキリと汚れを落とすことができます。
汚れがひどい部分にトイレットペーパーをあてがい、その上から酸性洗剤をふりかけます。
10分くらいしたらスポンジやブラシでこすってみてください。
まだ落ちきらないようだったらもう10分ほど放置するとだんだん尿石が溶かされてきます。
尿以外の臭いの原因としては、下水からの臭いやタンクの中に発生したカビの臭いがあります。
下水からの臭いが出てきたらいくら便器をきれいにしても臭いは取れません。
その場合は排水口用の洗剤をトイレの水たまり部分に流し込みましょう。
タンクから臭いが発生している場合はタンクの蓋をあけ、中を掃除します。
しかしタンクの中を掃除するのはひと苦労。
そんな時に活躍するのが重曹です。
タンクの蓋をあけ、中に重曹を1カップいれ5時間ほど待ちます。
あとは水を普通に流すだけでタンクのお掃除完了です。
これなら誰でも簡単にできますね。
トイレの嫌な臭い対策は?
トイレの臭い対策としては、やはり普段からこまめに汚れを取っておくことです。
毎回毎回きっちりと掃除する必要はありません。
尿が飛んだかな、と思ったらその部分をささっと拭くだけでも効果的です。
すると週に一回の掃除でも、汚れが蓄積されにくく臭いも軽減されます。
また床にマットを敷いている人も多いかと思いますが、マットはこまめに替えて洗濯しましょう。
もしなかなかマットを交換できないという人は、いっそのことマットは取ってしまいましょう。
マットを取ってこまめに床を拭いたほうが臭いはたまりません。
そして週に一度の掃除の時には床や壁やドアなど、一見汚れていなそうなところもしっかりと拭きましょう。
またトイレ掃除に使うブラシや雑巾は使い捨てのものがおすすめです。
掃除に使った用具には驚くほどの雑菌が繁殖します。
その雑菌まみれのブラシなどで掃除をすると、トイレをキレイにしているつもりが逆に雑菌をこすりつけているということになりかねません。
今では使い捨てのブラシやシートなどが色々売っているので、自分にあった物を選んで使ってみてください。
汚れもとってこまめに掃除もしているのにまだ臭いが気になる、という場合は天井近くにアンモニア臭がたまっている可能性もあります。
そういった場合は一度消臭スプレーを天井近くめがけて噴射してみてください。
たまった臭いが消えていくはずです。
トイレがすっきりキレイになったなら、また臭いがこもらないようにしっかりと換気をしましょう。
特に湿気はカビなど臭いのもとを発生させます。
換気扇がある場合は換気扇の掃除も忘れずに行い、きちんと空気が流れるようにしておきましょう。
換気扇がない場合は窓を少し開けたり、天気のいい日には少しの間窓とドアを開け放って空気を入れ変えるのも効果的です。
忙しいとついつい後回しになりがちなトイレ掃除。
しかし毎日ちょっとずつ、を心がけることで臭いも汚れも軽減します。
「用を足したついでにささっと一拭き」でキレイなトイレを目指しましょう。。
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